梅毒は放置するな!勃起不全になる!

梅毒は古くから恐れられていた性病で、現代でも数多くの患者が存在します。
現代数多く存在する性病のなかでも重い症状をもたらす病気であり、放置するにはあまりにも危険です。
なぜなら梅毒は潜伏期間を持ち、初期の症状から幾段階か経て次々に症状が悪化する病気であり、最悪の場合命を落したり重篤な後遺症を発症したりするなどの大きなリスクを抱えているからです。

梅毒の初期症状が起こる第一期は男性は陰茎や唇、喉、肛門などの感染した部位にびらんというやけただれたようなできものやしこりが発生することに始まります。
基本的に痛みを伴うことはなく、この段階では感染に気づかない人も多くいます。
びらんが破れると潰瘍になって見た目も悪いものになります。
しばらくすると全身の倦怠感やリンパ節の腫れなどの所謂風邪のような症状が長い期間続く第二期へと移行します。

しかしそのリンパ節の腫れも内側の太ももが少し腫れている、といった程度のもので中々気づきづらいものですから疑った場合注意して観察する必要性があります。
第二期ではバラ疹とよばれる発疹が全身に現れることがあり、梅毒感染のサインとなります。
第二期が終わると梅毒は潜伏期間へと入り、体を本格的に蝕む準備をしてついには第三期、第四期へと移行し全身へ攻撃を開始、腫瘍等を作り神経障害などをもたらしていきます。

また、梅毒は神経へ攻撃することもあります。
これを神経梅毒と呼び、骨盤の神経が侵されてしまえば男性は勃起不全になってしまう可能性があります。
梅毒の治療に平行して勃起不全の治療をするという手間もかかることになってしまいますし、勃起不全が改善しなくなる可能性も十分にあります。

更に勃起不全の他にも重篤な神経障害をもたらす危険があるため早期治療が急がれます。
神経や脳が梅毒に侵されると、男女問わず危険な状態となります。
第3期、第4期となると梅毒によって脳梗塞などの合併症を発症する危険性があります。

女性が梅毒を放置すると不妊症になる恐れもある

女性と男性では基本的な初期症状はほぼ同じではありますが、体のつくりが違うので第一期の症状が発生する部位が若干異なります。
しこりは女性の方が男性より気づきづらく、びらんが発生する位置も女性器の部位である大陰唇や小陰唇に発生します。
女性の場合もびらんが破れると潰瘍へと変化します。
男性と女性の第一期症状の部位的共通点としては口のなかにびらんが発生するということがありますが、口内炎と区別しづらいため陰部の症状などと合わせて判断する必要性があります。

重篤化してくると男性と女性では訳が違ってきます。
梅毒に感染してしまった男性は勃起不全となるリスクがあるわけですが、女性は放置し続けると不妊症になる危険性があります。
こちらも主に神経が侵されてしまった場合に発生することが多く、一度なると治療が難しくなってしまいます。

また妊娠していた場合胎児への感染のリスクがあります。
胎児へ感染した梅毒は先天性梅毒と呼ばれ神経障害などから重篤な先天性の障害を持って生まれてきてしまう大きなリスクをはらんでいます。
これらの不妊症や胎児への感染を未然に防止するためにも女性にも第一期、第二期での早期発見、早期治療が求められます。

梅毒はこのように危険な存在ではありますが、基本的に梅毒は現代の世界基準の医療技術であれば十分対処することができます。
潜伏期間に移行してしまうと梅毒が完治したという勘違いを起こすリスクも大きく孕んでおり、これによってかえって症状を悪化させてしまうという患者も数多く居ます。

潜伏期間中はまず気づくことはなく、重症化してから対処することが大半となってしまいます。
精神的負担も大きくなってしまいますから、初期症状や潜伏期間前の症状を自覚した場合早期発見と判断し、放置せずに梅毒が疑われるため診療機関へ診療に行くことが急がれます。

また恐ろしい梅毒を未然に予防することも大変重要です。
不特定多数との性的接触を回避する、男性はコンドームの着用を心がける、相手が梅毒に感染していないかどうかを認知することなどです。
これは梅毒のみならず数多くの危険な性病を未然に防止する手段ともなります。